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読谷山花織の美しい花模様の織物
ブログ2026.04.15

読谷山花織の600年 — 途絶えた技を蘇らせた女性たち

琉球王朝時代、読谷村で織られていた花織は、王族や士族の衣装として珍重された特別な布でした。藍や福木で染めた糸を用い、幾何学的な花模様を浮き織りで表現するこの技法は、15世紀頃に南方から伝わったとされています。 しかし明治維新以降、琉球王朝の解体とともに花織の需要は激減し、技術は途絶えてしまいます。600年近く受け継がれてきた手仕事が、わずか数十年で失われかけたのです。 転機は戦後の1964年。読谷村の女性たちが立ち上がりました。博物館に残された花織の断片を頼りに、織り機の復元から始まった復興の道のり。与那嶺貞さんを中心とした女性たちは、試行錯誤を重ねながら、10年以上の歳月をかけて技術を蘇らせました。 1976年、読谷山花織は国の伝統的工芸品に指定されます。今では若い世代の職人も育ち、TidaGenGenの工房でも、この美しい織物を現代のアクセサリーへと昇華させています。 一枚の布に、600年の記憶と、それを守り抜いた女性たちの誇りが宿っています。